労災保険取扱指定医療期間
ご予約・お問い合わせは0120-8148-06
トップページ > 顎関節症

顎関節症

Q

顎関節症とはどんな病気なの?

A

顎を動かすと痛む、カクカクと音がする口が開かなくなるといった症状が表れます。
顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に様々な症状が表れる病気をいいます。

もっとも多いのは、顎の関節周りに痛みを覚える症状。食べ物を噛むときなど、顎を動かすと痛みを感じます。
人によっては「奥歯が痛い」とと感じることも。また、口を大きく開けたときに、「カクカク」と音がするケースも多く見られます。だんだん音が大きくなり、耳に響くようになることも。口が大きく開けられない、という症状が表れることも少なくありません。一般に人の口は、指が3本縦に入るくらいは開きますが、顎の関節がロックされたような状態になり、指1本分ほどしか口を開けられなくなります。また、顎の周りの筋肉は頭や首、肩の筋肉ともつながっているため、頭痛や肩こり、目が疲れるといった症状も伴いやすくなります。

顎関節症は、20~30歳代の女性に多く見られますが、最近では10代の人にも増えてきています。

Q

どんなことが原因になるの?

A

歯の噛み合わせ、生活習慣、ストレスなどの原因によって発症するケースが多い。
顎関節症はいくつかの要因がからみ合って発症する場合が多く見られます大きな要因として挙げられるのは、まず噛み合わせの問題。虫歯の治療後につめたものが不適合であったり、親知らずなどが噛み合わせを悪くし、顎の筋肉や関節に大きな負担をかけて、顎関節症を起こしやすくなります。睡眠中の歯ぎしりや歯を食いしばることなども、顎の関節に負担をかけてしまいます。片側の歯だけで噛む、高すぎる枕を使っている、ほおづえをつく、姿勢が悪い、などの日常生活習慣やクセも顎の周りに悪影響を与えてしまうので要注意。さらに、精神的なストレスが影響しているケースも見られます。

ストレス多たまると、筋肉が緊張して、顎やその周りに負担がかかり、症状を起こしやすくなったり、歯ぎしりや歯を食いしばることが多くなることも。また、かたいものを食べないことであごの発達が不十分になることも発症に関係していると言われています。

Q

治療法や普段の生活で気をつけることは?

A

顎にかかる負担を軽くし、スプリント療法や噛み合わせの調整を行います。
症状が気になったら、早めに当院「太田小児歯科」へご相談、受診へお越し下さい。

当院では、問診を行った後、エックス線撮影、噛み合わせのチェックなど行います。治療は主に「スプリント療法」が行われます。歯型に合わせて薄いプラスチック製の「バイドプレート」というものを作り、寝ている間などに歯に装着し、顎の関節にかかる負担を軽くする方法です。ストレスが大きな原因となっている場合は歯科だけでなく、心療内科や精神科の治療を受けることも必要に。

予防としては、ほおづえをつかない、姿勢を正すなど顎に負担をかけないように、日常生活の動作も意識的に直していくことが大切です。ストレスをためないよう、リラックスした時間をつくることもおすすめします。入浴中に、首筋を温めると筋肉の緊張を取る効果があります。また、歯ごたえのあるものをしっかり噛んで食べて顎の筋肉を鍛えることも大切です。